日時:2023年5月9日 17:00~19:00
場所:QAI一級建築士事務所 (原宿オフィス)
出席者:田口,石河,市川(QAI),新井(QAI)
4月25,26日に構造エンジニア,設備エンジニアを帯同し現場調査を行った。
構造
竣工当時の構造計算の解釈でも許容値ぎりぎりの箇所がある ← 特にシェアリビングの床
最低限の補強として以下の4枚の壁を100mm厚くRC打設する(アンカー4辺 @150mm に鉄筋要溶接)
- 1Fシェアリビング西側の壁
- 1F客室101東側の壁
- B1Fゲストルーム西側の壁
- B1F東側の壁
シェアリビングの床材は重量に留意する必要がある
→今すぐ倒壊しない前提であれば、予算がないので構造補強は見送りたい(石河、田口)
設備
浄化槽:既設の50人浄化槽は旧式のため、再生しても許可が下りない。新設する必要あり。
受水槽:屋根上の受水槽は痛みが激しく再生は不可。受水槽を設けず水道引き込み直結する方法もあるが、トータルの金額を見て方式を決定する。
給水管:屋上受水槽で設計されているため、再利用は難しい。
排水管:基本的に再利用するが、ガラ(廃材)が入ってしまっている管もあり注意が必要。
通気管 : 再利用可能。
空調:今回の工事でコスト的に全室整備が難しい場合は、配線、配管経路、設置位置を確保しておき後に軽微な工事で追加設置できるようにしておく。
→先ずは必須の工事で幾ら必要か知りたい(田口)
以降の進め方
- 助成金申請に挙げている「「食育」を基盤とする体験宿泊施設」が体現できる機能を最低限担保(石河)
- 宿泊施設を機能させる要素:客室、風呂、キッチンか?(新井)
- 石河さんのやりたい事を優先させて欲しい(田口)
- キッチンはなくともBBQで食育を説明できる(田口)
- 部分的な稼働を開始しても借入金の返済、ランニング費の負担ができる収益が出るようにしたい(石河)
- 客室1室だけでは心理的に宿泊利用は難しいと想像される(石河)
- サブスクリプション契約を見込んでいる。 150万/月 10万15社の見込み(石河)
- ↑の一部を本工事費に回せないだろうか(新井)
- 将来全館稼働する前提で、各配管経路、設備配置、キャパシティを計算・設計しておき、優先順位をつけておく。その上でコストがどこまでの整備を許すか、設計を進めてQAIから提案する